川越の歯医者、一デンタルパーク武内です。
今日は朝から天気が良く、1月の最後の週の始まりが、気持ちよく迎えられました。
院内の換気に気をつけ、安全に診療しています。
体の入り口
最近歯並びが気になるといった相談が多くなっています。
見た目の改善を希望される方もいらっしゃいますし、お子さんの発達を心配して相談されることも多くありますよね?
歯並びを整えることの効果は、見た目だけにとどまらず食事にも関係しています。
今回は、子供の発達から考える、歯並び(歯列)と飲み込み(嚥下)についてです。
歯並びが悪いと、飲み込みづらい?
歯並びが悪いことで体には何が起こるのでしょうか?
①磨けない場所が多いため、歯ブラシでの清掃が不十分となってしまうこと
②上下の歯がしっかりと噛み込んでいないことで、食べ物をうまく噛めない(何度も噛む動きをしても噛みきれないため、無理矢理飲み込んでいます。)
③消化が悪い(②と関連して、食べ物が大きな塊として胃に入っていくことになるため消化が遅くなる)
なぜ歯並びが悪くなる?
ではなぜ歯並びが悪くなるのでしょうか?
結論としては、2つあります。
1 歯と顎の大きさのバランスが悪いこと
2 舌と頬の筋肉が不均等に発達していること
によって歯並びが悪くなります。
良くしたいなぁと思っても、大人になってから変えることがとても難しいことも特徴です。
1 歯の大きさと、顎の大きさの関係
乳歯の段階で歯並びが悪い子はほとんどいません。
乳歯は歯のサイズも小さく、まだ奥歯に大きな歯が生えていないことで、すきっ歯になっていることも多いぐらいです。
しかし、6歳には歯の生え変わりが起こってきます。
前歯から抜け始め、永久歯が生えてきます。
生えかわらない6歳臼歯も生えてくると、奥歯に大きな歯が出てきますので前に押されて歯並びが悪くなることがあります。
この動きによって、歯と歯の間のゆとりがなくなってしまい、永久歯で歯並びが悪いことになります。
2 舌と頬の筋肉の発達程度
形と大きさの問題が「歯と顎のアンバランスさ」とすると、動かすことや食べることで起こる原因が筋肉の発達です。
お子さんの中には、口を閉じることができない子や、指しゃぶりを長くしている子、鼻呼吸できない子はいませんか?
お子さんの口元をよく見てもらうと、ポカンと口が空いている時があったら注意しましょう。
鼻の通りが悪いと口で息をしてしまうことがあります。
その時だけであればいいのですが、これが習慣になってしまうと鼻で息をすることができなくなってしまいます。
そうなることで余計に、食べ物を食べること(咀嚼と嚥下)が上手にできないことから口が空いてしまったり、集中力が散漫にならないように意識しましょう。
歯列不正(歯並びが悪いこと)嚥下障害(飲み込みがしにくいこと、できないこと)が起こる前にできることはないのでしょうか?
体の入り口から整えることで、成長も体調もよくなっていくことがわかっていますよ♫
まとめ
今回ご説明した原因が簡単に、自然に治ることはありません。
一時の症状で済まずに、一生涯この習慣が残ってしまうことで大人になった時の印象が決まります。
改善にはうまく舌、頬を動かせるようになる必要があります。
お子さんのうちにクセづけることが最も良い方法かない感じています。
口周りの筋肉を鍛える装置もありますので、使用してみてもいいのではないでしょうか?
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