川越市の歯医者さん、一デンタルパーク武内です。
今日は日曜日と言うことで、いつもよりゆっくりブログも書くことができました。 最近天気が良いので散歩をすることが多いです。
皆さんは休日はどのように過ごされることが多いでしょうか?
お口の中から肺炎へ
今回は誤嚥性肺炎についてお話しします。
誤嚥性肺炎とは
通常は気管に食べ物などが入ってしまった場合、むせることで気管から異物を排出する反射機能が働きます。ですが、歳とともにむせる力も弱まり、異物(食べ物やつば)が肺に入ったままになってしまい、肺の中で炎症が起こることをいいます。
(唾液や食べ物を飲み込むときに、誤って気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)という。)
どうして誤嚥するの?
口で食べ物をすりつぶすことを咀嚼(そしゃく)、物を飲み込む働きを嚥下(えんげ)といいます。
嚥下した食べ物は食道を通って胃へと運ばれます。
胃へと運ばれた食べ物は、十二指腸を通り、小腸へ運ばれます。
これが食べたものが移動する道順になります。
嚥下機能(飲み込みの機能)の低下した高齢者、脳梗塞になった後の後遺症やパーキンソン病でうまく体を動かせなくなってしまったときなど、神経疾患や寝たきりの患者に多く発生することがわかっています。
2018年には3万8,462人もの方が誤嚥性肺炎によって亡くなっています。
発症するとき
発症しやすい人は、お口の清掃ができない+嚥下力が衰えていることが多いです。
高齢さ者では、免疫力も低下してることも多く、すぐに炎症が起きやすい状態と言えます。
高齢者や寝たきりの方では、口腔内の清潔が十分に保たれていないこともあり、口の中で肺炎の原因となる口腔内細菌が、より多く増殖してしまいます。
それと同時に、咳反射が弱くなり嚥下機能が低下しています。
このことから、口腔内の細菌が気管から肺へと吸引され、肺炎を発症します。
この肺炎は、発熱、咳、膿のような痰がわかりやすい症状です。
事前にわずかでも嚥下機能が下がってきたかな?というときは、
嚥下内視鏡検査(VE)や嚥下造影検査(VF)という方法で検査を行います。
この検査によって誤嚥が見つかることも多いです。
まとめ
誤嚥性肺炎は、飲み込むための嚥下機能が低下することで、唾液や食べ物が細菌と一緒に気道に誤って入ってしまって、吐き出せない状態により発症します。
最も効果的なのは誤嚥の予防です
飲み込む嚥下能力は歳とともに低下します。
咳反射も弱くなってしまうので、どなたでも誤嚥性肺炎が起こる可能性があります。
早期からリハビリを行うことで嚥下能力の低下を防いだり、食形態を見直すことで誤嚥が起こりにくい食事を摂ることができます。
しかし目立つ大きな症状もなく、ボヤのように燻っているときもあれば、急性症状を引き起こすこともありますので注意が必要です。
もし介護を行っている方であれば、お口の中の様子をみてください。
専門的な対応は、訪問歯科診療などで対応できます。
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